1人の夜間支援従事者が支援を行う夜間支援対象利用者の数とは

1 1つのグループホームに、1人ずつ夜間支援従事者を配置する場合

具体例

住居名 対象者数 従事者@ 従事者A
A 4
B
合計 6 4 2

従事者@」は特定の職員を示すのではなく、例えば職員甲、乙、丙の3人のうち1人が日ごとに交代でAホームに配置される場合は、「従事者@」の1列だけで表記することになります。

1人の夜間支援従事者が1か所の住居内で夜間支援を行う場合は 30 人が上限です。

2 複数のグループホームの利用者を、1人の夜間支援従事者が支援する例

具体例

住居名 対象者数 従事者@ 従事者A
A 4 4
B 2 2
C 3 3
合計 9 4 5

BホームとCホームは、1人の夜間支援従事者(従事者A)が支援を行う対象者数が「5人」であるため、BホームとCホームに入居する利用者について算定する単位数は「5人」の区分を適用することになります。

1人の夜間支援従事者が複数の住居で夜間支援を行う場合、

  • 配置されている住居から他の住居までが概ね 10 分以内にある
  • 夜間支援ができる住居は5か所まで(サテライト型住居は本体住居と併せて1か所)
  • 対象者数は 20 人が上限

となります。

3 1つのグループホームに複数人の夜間支援従事者を配置する例

住居名 対象者数 従事者@ 従事者A
A 4 2 2
B 2 2
合計 6 2 4

Aホームについて従事者@と従事者Aの2人で夜間支援を行う場合は、それぞれの従事者が実際に支援を行う利用者数に応じて、利用者数を按分して算定します。
→ Aホームにおいて実際の支援を行う利用者数が、従事者@は3人、従事者Aは2人、計5人を支援するとした場合
従事者@:3人/5人(実際に支援を行う利用者数)×4人(対象者数)=2.4≒2人
従事者A:2人/5人(実際に支援を行う利用者数)×4人(対象者数)=1.6≒2人

Aホームは、2人の夜間支援従事者(従事者@と従事者A)が支援を行うので、上記の例では、

  • 従事者@が実際に支援する3人の利用者について算定する単位数は「2人以下」の区分を
  • 従事者Aが実際に支援する2人の利用者について算定する単位数は「4人」の区分を

適用することになります。

 

同様に、Bホームについては、従事者AがAホームの2人と併せて支援を行うので、Bホームに入居する利用者について算定する単位数は

  • 「4人」の区分を

適用することになります。