介護給付費とは何でしょうか?

A型事業所・放課後等デイ事業において、介護給付費は事業の生命線。介護給付費の仕組みを解説します。

介護給付費・訓練等給付費の仕組み

障害福祉サービス等を利用する方は、市町村からサービスを利用するための費用として、介護給付費又は訓練等給付費等を受けることができます。
これを分かり易く説明すると、

  1. 事業所で利用者がサービスを受けると、その対価として利用者が事業所へサービス料を支払う
  2. サービス料の9割について国から給付が出る
  3. 実際に利用者が支払うのは、1割
  4. そして、市町村はその給付費を障害福祉サービス等を利用する方に代わり、サービスを提供する事業者に支払うことができます。

このように、「介護給付費は事業の生命線」と考えてください。

  • 介護給付費等(訓練等給付費・放課後等デイサービス給付費)の請求は、国民健康保険団体連合会(国保連)を通じて行います。
  • インターネットを利用しての請求となりますので、パソコン操作が求められます。
  • 利用月で締めて、翌月10日までに請求し、翌々月の中〜下旬に入金されます。

介護給付費・訓練等給付費の具体的な算出方法

利用者数×利用日数×報酬単位×1単位=月間売上

 

利用者が、サービス提供を受けると1日単位で国から事業所へ支払われる。利用者数×利用日数
給付金は単位で現され、1単位は約10円となる。単位数はサービスの種類に応じて定められている。報酬単位×1単位

共同生活援助での具体例(基本報酬のみ)

公式 
利用者数×利用日数×報酬単位×1単位=月間売上

 


利用者数 3名(支援区分2)
利用日数 30日
報酬単位 292単位(世話人配置4:1)
1単位  10円

 

3×30×292×10=26万2800円